化石燃料をはじめとするエネルギーの大半を海外からの資源に依存している我が国にとって、新たなエネルギーの開発と省エネルギーの推進は、２１世紀の国家的使命といっても過言ではありません。
　とりわけ、経済活動の中核となる都市部における多様で効率的な未利用エネルギーの活用は、重要な課題となっております。
　当社 東京熱供給株式会社は、昭和58年に光が丘団地地区と品川八潮団地地区で清掃工場の廃熱を利用したシステムと蓄熱式ヒートポンプとを効果的に組み合わせて熱供給事業を開始しました。
　その後、竹芝地域、八王子南大沢地域及び東京国際フォーラム地域を加えて、都内５カ所において熱供給事業を展開し、省エネルギー、環境保全型のまちづくりへの貢献を社会的使命として積極的に事業を展開してまいりました。
　今日、世界的な取り組みが進んでいる地球温暖化防止対策や、高度化する都市の防災対策、少子高齢化の進行など大きな環境変化の中で、快適性と安全性に十分配慮したまちづくりが強く求められております。
　当社は、こうした社会の要請に積極的に応え、安全で信頼性の高い熱エネルギーの供給を通じて、地域の発展と快適な暮らしにさらに貢献できるよう、今後とも社員一丸となって一層努力してまいります。

 

東京熱供給株式会社

代表取締役社長　和賀井 克夫